命を落としてしまうこともあるインフルエンザ

インフルエンザは毎年冬になると猛威を振るって流行する感染症です。小さなお子様・高齢者が感染すると肺炎・脳症などで命を落としてしまうこともあるので、流行する前に予防接種などをしておきましょう。

女の子と医者の画像

インフルエンザで脳症になることもある

インフルエンザというと冬に流行する感染症であり、薬を飲んで安静にしていれば治る病気だという認識がほとんどです。
実際こうした認識が間違っているわけではなく、しっかりとした免疫力を持つ大人であればタミフルなどの薬を飲んで安静にしていれば治りますし、そもそも薬を飲まなくとも1週間ほど休めば治るものです。
ですがこれはあくまでも「しっかりとした免疫力を持つ大人であれば」という前提があることは忘れてはいけません。
免疫力がまだ出来上がっていない幼児がインフルエンザに感染してしまった場合、中にはそれが重症化して「インフルエンザ脳症」が引き起こされるケースもあるのです。
ではこのインフルエンザ脳症とは何かというと、ざっくり言ってしまえばインフルエンザに感染したことによって引き起こされる脳症のことです。
原因はまだはっきりしていないものの現在主流となっている説としてはインフルエンザウイルスに反応した免疫系がウイルスの影響を受けて正常な動作が出来なくなり、サイトカインを大量に生成してしまうことで脳が高サイトカイン血症を発症して症状が出るのではないかというものがあります。
インフルエンザ脳症の症状としてはけいれんや意識の混濁、以上行動といった症状が代表的なものとされていますが、これがさらに悪化していくと全身の細胞が障害を受けることで呼吸困難や血管の閉塞が引き起こされ、最悪の場合多臓器不全によって死に至ることもあるのです。
こうした症状は5歳以下の幼児に特に多く見られ、この脳症が原因となって死亡するだけではなく一生の後遺症に悩まされるケースもあります。
そのため「たかがインフルエンザ」と甘く見るのではなく、子供の様子は常によく確認し、少しでも危険だと思ったのならすぐに病院に連絡するようにしてください。

●インフルエンザの予防接種以外にも日常的に予防する方法はあります
インフルエンザ 予防