インフルエンザは毎年冬になると猛威を振るって流行する感染症です。小さなお子様・高齢者が感染すると肺炎・脳症などで命を落としてしまうこともあるので、流行する前に予防接種などをしておきましょう。

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インフルエンザの予防薬と、検査方法とは

インフルエンザの治療薬にタミフルやリレンザ、イナビルがあります。これらの薬は予防薬としても使用することができ、感染するとリスクが高くなる人を中心に予防投与が行われます。
予防投与できるのは、家族や世話をしている人がインフルエンザに感染していることが前提です。その上で、65歳以上の高齢者、糖尿病などの代謝性疾患の人、慢性心疾患、慢性呼吸器疾患、腎機能障害の人が対象となり、薬を使用することができます。
タミフルの場合、治療目的で使用する場合は1日2回5日間ですが、予防薬として使用する時は1日1回10日間、リレンザは治療薬の場合、1日2回5日間、予防の場合1日1回10日間、イナビルは治療薬の場合、1日1回で1日のみの使用、予防の場合1日1回2日間の使用となっています。タミフルとイナビルはインフルエンザに感染した人と接触してから48時間以内、リレンザは36時間以内と異なるので、注意して投与するようにします。
なお、イナビルは投与してから10日程度は予防効果がありますが、タミフル、リレンザは投与している期間しか効果がありません。
インフルエンザは風邪と異なり、合併症を起こしやすく、重症化しやすいです。インフルエンザは感染力が強いため、他の人に移さないことも大切になります。症状が出て、医療機関を受診した場合、検査方法として、検査キットを用い、鼻や喉の粘膜をぬぐう方法と、分析装置を用いる方法とがあります。一般的に粘膜を綿棒でぬぐう方法がとられることが多く、この場合10分ほどで結果がわかります。どの型のインフルエンザかもわかりますが、発熱後すぐに検査を行った場合、インフルエンザと診断されないこともあります。
発症後12時間から24時間経過するときちんとした結果が出るので、その時間を目安に受診するようにします。