インフルエンザは毎年冬になると猛威を振るって流行する感染症です。小さなお子様・高齢者が感染すると肺炎・脳症などで命を落としてしまうこともあるので、流行する前に予防接種などをしておきましょう。

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低体温とインフルエンザの関係、平熱を上げよう

 ヒトは、体温が1度低くなると免疫力は30%も低下します。体温が下がると、血液の中の白血球があまり働けなくなるからです。白血球には、体内に侵入したウィルスと戦うという大事な役割があります。その働きが弱まると、ウィルスはあっという間に増殖して居座り続けます。免疫が最も活性化するのは、体温が36.5℃程度のときです。平熱が35℃台というのは、免疫力が低いということを意味しますので、インフルエンザにも他の感染症にもかかりやすくなります。ウィルスによって感染する風邪はいろいろありますが、インフルエンザはとりわけ重症化しやすいので、流行シーズンになる前に、低体温の人は平熱を上げておくことが大事です。低体温とは平熱が36℃未満の状態です。
 平熱は、生まれつきの体質によってある程度決まっている面もありますが、いろいろ対策をとることで、上げることも可能です。まず体温を上げるには、筋肉をつけるのが効果的です。筋肉を動かすことで熱が生み出されるからです。食事制限をすると、真っ先に筋肉が落ちますので、過度なダイエットは避けるようにしましょう。筋肉は落ちやすく、回復しにくいという特徴があります。いったん落ちた筋肉を取り戻すには、たいへんな努力が必要となります。また、朝食を必ず摂り、常にエネルギーを補給し、熱を生み出せるようにしておくことも大事です。人間は眠りに入る前、急速に体温が下がります。起床したら、その体温を上げていかなければなりません。体温は、朝食を食べることで上がっていきます。朝食を抜くと、体温が低い状態がずっと続くことになります。食品の種類としては、根菜類が体を温めますので、そうした食品を多く摂るよう心掛けましょう。