インフルエンザは毎年冬になると猛威を振るって流行する感染症です。小さなお子様・高齢者が感染すると肺炎・脳症などで命を落としてしまうこともあるので、流行する前に予防接種などをしておきましょう。

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通勤中の唾液の飛沫によるインフルエンザ感染

インフルエンザは毎年冬になると流行します。通常の風邪とは異なり、38度以上の高熱や全身の倦怠感、関節痛や筋肉痛といった症状があらわれます。感染してもすぐに発症するわけではなく、1~3日の潜伏期間があります。ウィルスを持っているのに症状が出ていないこの期間は、自覚症状もないのでいつも通りの生活を送ってしまいがちです。しかし、この時期にも体内のウィルスは爆発的な速度で増えていき、感染力があります。インフルエンザの感染は、幼稚園や学校など子供の多くいるところを中心としていますが、大人ももちろんかかる病気です。
そのため、通勤途中の電車やバスの中で、咳をしている人の唾液が飛沫することで、感染が広がるということは珍しくありません。インフルエンザにかかると、急激に高熱が出て、症状が落ち着いてから咳や鼻水が出るという傾向があります。そのため、潜伏期間では咳をしていないこともあり、通常の会話などで出る唾液による感染もあり、予防するのが難しい状態です。マスクをしていても、ウィルスというのはとても小さなものなので、完全に防ぐことはできません。
インフルエンザは、発症する1日前から5~7日の間、鼻やのどからウィルスを出し続けます。特に発症してから5日間は感染力が強いため、熱が下がっても感染を防ぐために自宅にいる必要があります。くしゃみや咳を1回すると、200万個のウィルスが周囲1.5メートル以内にいる人に感染力を持ちます。口からの侵入のリスクが高く感じますが、目などの粘膜から体内に入って感染するケースもあります。もしインフルエンザになってしまった場合は、発症してから5日経過し、さらに熱が下がってから2日たって感染力がなくなってから外に出るようにしましょう。